皆さんは「ジョリパット」という塗り壁材をご存じでしょうか?
住宅の外壁や店舗の内装などで、少し表情のある塗り壁を見たことはありませんか? 実はそれ、ジョリパット仕上げかもしれません。
ジョリパットとは、フランス生まれの意匠性塗材をベースに、日本で改良が加えられてきた塗り壁材の名称です。一般的な外壁塗料とは異なり、コテやローラーで自由に模様や質感を表現できるのが最大の魅力です。
この素材は、住宅の外観に“味わい”や“個性”を与えるため、デザイン性の高い住まいを求める方から人気があります。マットな質感や、石のような重厚感、ナチュラルな砂壁調など、デザインバリエーションは数百種類以上とも言われています。
また、ジョリパットは単に「おしゃれな仕上げ材」ではありません。
防藻・防カビ性能にも優れており、耐久性が高いのもポイントです。適切な施工とメンテナンスを行えば、10年以上その美しさを保つことも可能です。
とはいえ、ジョリパット仕上げは職人の手作業による「技」が問われる施工法。
施工の難易度は高めですが、その分、完成時には世界に一つだけの表情ある壁が完成します。塗装業者にとっては、単なる作業ではなく**「表現の仕事」**ともいえるのです。
近年では、住宅だけでなくカフェやオフィスなどの内装にも取り入れられており、
**「機能性とデザイン性を両立した塗装」**として注目されています。
外壁塗装や内装リフォームを検討中の方は、ぜひ一度、ジョリパットの可能性に目を向けてみてはいかがでしょうか?