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個性と機能性を両立。内装仕上げに塗装を選ぶという選択

2025.06.30 コラム

住まいの印象を大きく左右する内装の仕上げ材。クロスは豊富なデザインと比較的安価な施工費用が魅力ですが、近年、その個性的な表現力と機能性から、塗装を選ぶ方も増えています。特に、自分らしい空間づくりを追求する方や、健康や環境への意識が高い方にとって、塗装は魅力的な選択肢となっています。

塗装の最大のメリットは、その色の自由度の高さです。クロスの場合、カタログから選べる色柄には限りがありますが、塗料は調色によって無限に近い色合いを作り出すことができます。微妙なニュアンスの色合いや、複数の色を組み合わせたオリジナルの配色も自由自在。お部屋の雰囲気に合わせた、まさに「自分だけのカラー」を実現できるのです。

また、塗装は質感の表現も豊かです。マットな落ち着いた雰囲気、光沢のあるモダンな印象、塗り方によっては独特のテクスチャーを出すことも可能です。珪藻土や漆喰などの自然素材系の塗料を選べば、調湿効果や消臭効果といった機能性もプラスできます。これらの自然素材は、化学物質の放出も少なく、アレルギー体質の方にも安心してお使いいただけます。

クロスの場合は、一部が剥がれたり汚れたりすると、その部分だけを張り替えるのが難しく、場合によっては一面全体の張り替えが必要になることがありますが、塗装の場合は、小さな傷や汚れであれば、部分的に塗り重ねるだけで簡単に補修できます。DIYでのメンテナンスも比較的容易に行えるため、長期的に見るとコストを抑えることができる場合もあると言われます。

デザイン性においても、塗装は高いポテンシャルを秘めています。単色で仕上げるだけでなく、ステンシルやマスキングなどの技法を用いることで、壁面にアートのような表現を取り入れることも可能です。一面だけ色を変えたり、質感の異なる塗料で仕上げたりすることで、空間に奥行きや個性を演出することができます。

環境への配慮という点でも、塗装は優位性を持つことがあります。VOC(揮発性有機化合物)の放出量が少ない水性塗料や、自然素材を主成分とした塗料を選ぶことで、室内の空気環境をクリーンに保つことができます。これは、健康志向の高まりとともに、ますます重要なポイントとなっています。

もちろん、塗装には下地処理に手間がかかる、乾燥に時間がかかるなどのデメリットもあります。しかし、これらの点は、適切な知識と技術を持った業者に依頼することで解消できます。

クロスにはクロスの良さがありますが、色や質感にこだわりたい、健康や環境にも配慮したい、そして自分らしい空間づくりを楽しみたいとお考えなら、内装の仕上げに塗装を選んでみてはいかがでしょうか。きっと、想像以上の満足感と、長く愛せる快適な住空間を手に入れることができるはずです。

店舗や医療機関の塗装も承ります。
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